イライラを止めたい!!即実践できるスキルとは?
前回は、怒りの発生源と特徴についてお話ししました。
今回は、その怒りのコントロールスキルについてご紹介します。
最も有名なのが、「6秒待つ」です。
諸説ありますが、人の怒りのピークは6秒だそうです
この6秒をやり過ごすことができれば、売り言葉に買い言葉のような突発的な怒りの表現を防ぐことができます。
では、その具体的行動として3つをご紹介します。
①カウントバック
「数を数える」という方法があります。これは『カウントバック』と呼ばれ、100から3ずつ引いても数えてもいいし、英語で数を数えてもOK。とにかく数を数える事で「意識を怒りの対象から遠ざける」テクニックです。
②魔法の呪文
ムカッときたら、すぐにその場で自分を落ち着かせるフレーズを心の中で唱えるテクニックです唱える言葉は何でもよく「大丈夫、大丈夫」など・・簡単な言葉で大丈夫です。
③タイムアウト
それでもダメなら、周りの人に戻ってくる時間を告げていったん外に出ましょう。
「今、ちょっと落ち着いて話せないから、ちょっとトイレに行ってきます。戻ってきてまた話しましょう」
自分が外に出ている間に、相手も冷静になります
この3つ以外にも好きな歌のサビを思い出したり、目の前に置かれたペンやカップなどを観察して、「怒り」の感情から意識を背けることで、冷静になり、突発的な怒りが出ることを防ぐことができます。
そして、コミュニケーションスキルとして、「Iメッセージ」がおすすめです。
Iメッセージとは、主語を「私(I)」にして自分の気持ちを伝える事です。
例えば、何度言ってもシフト表を出してくれないAさん。
「なんで(あなたは)シフト表いつも出さないの!?」と注意してしまっていませんか?
これは主語があなた(YOU)のYOUメッセージです。
主語があなたになると、攻撃や評価する表現になってしまい、怒りの感情が相手に伝わるときの多くはYOUメッセージです。
では、Iメッセージで表現すると、
「(私は)あなたがシフト表出してくれると、助かる。出してくれない?」となります。
私(I)を主語にして、自分の感情を伝え、そのあとに願望を付け加えることで、感情にふたをするのではなく、感情を伝え、さらに相手の行動をより動かす伝え方にすることができます。
怒りの感情は、どんな仕事をしていても避けては通れません。
重要なのは、怒りの感情に振り回されながら働くのではなく、怒りの感情を自分自身でコントロールし、うまく付き合っていくことです。
そのスキルを身につけることができれば、あなた自身がより仕事がやりやすくなるだけではなく、職場のギスギスした雰囲気も改善することにつながります。
ぜひ皆さんで、アンガーマネジメントについて学んでみませんか?
筆者紹介
