超高齢社会=採用難時代 今すぐ取り組むべき課題とは【前編】

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超採用難時代にやるべきこととは

介護・医療・保育業界の人材獲得競争はますます激化していきます。例えば、介護業界における有効求人倍率は2.42倍という圧倒的な売り手市場です。一人の人材を3施設間で取り合いをしている状況です。

今後、介護業界にでは30万人の人手不足が予想されており、外国人労働者を視野に入れるなど、人材確保の悩みはつきないでしょう。そもそも、専門的スキルはすぐには身につきません。苦労して獲得し、育てた人材をいかにして定着させるかを考えなければなりません。今いる職員を逃さない工夫をすることが、採用難時代にやるべきことなのです。

なぜ離職するのか

長く定着させるためには、まず人が辞めていく原因を考えていかなければなりません。もちろん離職の原因は人それぞれです。多く聞かれる離職理由としては、給与や労働条件に対する不満、不規則な勤務体制、慢性的な人手不足で起きる過重労働などの外部要因と人間関係や、思い描いていた仕事と現実のギャップ、将来のキャリアに対する不安など、職場の内部要因による問題もあります。「先輩職員とどうコミュケーションをとっていいのかわからない」、「上司が常に忙しく、業務スキルの面についての指導が不十分」などが挙げられます。相談にのってくれる先輩や上司がいないと新入職員は不安や心配が募り、モチベーションが下がってきます。「受け入れてほしい」「理解してほしい」という感情はとても強い欲求です。人間の欲求心理を5段階で表すと第3段階の「愛情・帰属の欲求」です。(下記図参照)

これは集団の一員としての「居場所」を求め、「成長したい」「誰かの役に立ちたい」など認められたいという欲求をもちます。成長の土台となる強い欲求であり、居場所があり認めてもらえる環境があるからこそ、人は成長していけるのです。これが欠如した時、人は新たな場所を求めて離職へと繋がってしまうのです。

 

次回は、職員が定着する方法についてお伝えします。

■筆者紹介

超高齢社会=採用難時代 今すぐ取り組むべき課題とは【前編】

株式会社日本教育クリエイト 研修開発部

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