日本コミュニケーション教育協会は、
現代社会における規範意識や
人間関係能力の低下などの諸問題に対し、
「体験学習法」という学習スタイルを取り入れ、
心理学的側面との相乗効果により、
将来を担う子供たちの「生きる力」を
よりいっそう育む教育プログラムを
提供することを目的に設立されました。
2010年に独立行政法人 国立青少年教育振興機構が以下のような調査結果を発表しています。
※引用:子どもの体験活動の実態に関する調査研究〜子どもの頃の体験は、その後の人生に影響する~】報告書[概要]
http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/62/File/10taiken-gaiyou.pdf
子どもの頃の「自然体験」や「友達との遊び」「地域活動」などの体
験が豊富な人ほど「経験したことのないことには何でもチャレンジしてみたい」といった「意欲・関心」や、「電車やバスに乗った時にお年寄りや身体の不自由な人には席を譲ろうと思う」といった「規範意
識」、「友だちに相談されることがよくある」といった人間関係能力が高い。
子どもの頃の体験が豊富な人ほど、 最終学歴が 「大学や大学院」と回 答した割合が高く、 その他、 現在の年収が高かったり、 1ヶ月に読む
本の冊数が多いなどという割合が高い傾向にみられる。
子どもの頃の体験が豊富な人ほど、「丁寧な言葉を使うことができる」といった「文化的作法・教養」が高い。
この結果から、子どもの頃の五感をフルにつかった自然体験が、
将来、人間的にも学力的にも伸ばすための土台となっていることが分かります。
今、グローバル化する社会で求められている能力は、学力や知識の量ではありません。多様性を受け入れ、共同しながら 新しい価値を生み出す能力が問われているのです。
社会にうまく順応できる豊かな感性や人格、課題解決など
「生きる力」を向上させることが、今流行りの早期教育よりも重要なことではないでしょうか。
しかし、インターネットやゲームなど情報メディアの普及や
都市開発、核家族化に伴い、外遊びできる場所の減少、公園などの遊戯規制により、子ども達が日常的に自然体験をすることが難しくなってきており、体験活動の機会を意図的につくる必要があります。
だからこそ、幼児教育や子育てに携わる皆さまには、野外活動の正しい知識、集団での遊び方、野外活動における安全管理を、自然の体験をもって学び、外遊びやお泊り保育、林間学校などの現場、自身の子育てにも活かしてほしいと願っています。
私たちの理念
私たちは、直接体験を通して、
自己理解、他者理解を目的とした活動を提供します。
私たちは、常に、
当事者意識を持ち、互いに力を合わせ、
最後まであきらめずにやりぬく心を育てます。
私たちは、
社会で活動できる人材を育てます。
幼児教育へ携わる方、 18歳以上で幼稚園教諭や保育士を目指す方、教員向け自然体験指導者をご希望の皆さまへ
現在開催中の講座