医療・福祉向けYouTubeチャンネル“【医療・介護】定量評価ができない!を解決するには?”を公開しました
目次
数値化できない職員をどう評価する?
医療・介護現場でよくある評価の悩み
人事評価制度を運用する中で、
「数字で評価できる職種なら分かりやすいけれど、医療・介護は難しい」
そんな悩みを感じたことはないでしょうか。
例えば、
- 患者満足度
- チームワーク
- 思いやり
- ホスピタリティ
これらは現場にとって非常に重要な要素です。
しかし一方で、
「どのように評価すればよいのか分からない」
という声も少なくありません。
今回の動画では、こうした数値化が難しい項目を評価する方法として、「行動評価」という考え方について解説しています。
なぜ医療・介護業界は定量評価が難しいのか
サービスの価値は人と人との関わりの中で生まれる
医療や介護のサービスは、人と人との関わりの中で提供されます。
そのため、
- 患者様がどう感じたか
- 利用者様がどう受け取ったか
- ご家族がどう評価したか
といった主観的な要素が大きく関わります。
さらに、サービスの質は個人だけではなくチーム全体で作り上げられるため、
「誰の成果か」
を明確に切り分けることも簡単ではありません。
だからこそ、売上や契約件数のような定量評価だけでは、現場の頑張りを適切に評価できないケースがあるのです。
行動評価とは何か
結果ではなく「行動」を評価する考え方
こうした課題を解決する方法の一つが行動評価です。
行動評価とは、
結果そのものではなく、その結果につながる行動を評価する方法です。
行動は、
- やった
- やっていない
を比較的客観的に確認できます。
そのため、評価者による判断のばらつきを減らしやすいという特徴があります。
「思いやり」はどう行動評価に変換するのか
曖昧な評価基準を具体的な行動へ落とし込む
例えば、「患者様思いである」という評価項目があったとします。
このままでは評価者によって判断が分かれやすくなります。
そこで行動に分解します。
例えば、
- 最後までしっかり話を聴いている
- 共感の言葉をかけている
- 専門用語を使わず分かりやすく説明している
といった具体的な行動です。
こうすることで、「患者様思いかどうか」という曖昧な評価が、
「その行動ができているか」
という評価に変わります。
行動評価のメリット①
評価者によるズレが少なくなる
行動評価の大きなメリットは、評価の基準が明確になることです。
例えば、
「思いやりがあるか」
よりも、
「最後まで話を聴いていたか」
の方が判断しやすいことは想像しやすいのではないでしょうか。
行動を基準にすることで、評価者ごとの解釈の違いを減らすことができます。
行動評価のメリット②
職員の納得感が高まる
もう一つのメリットは、評価される側の納得感です。
「思いやりが足りない」
と言われても、具体的に何を改善すればよいか分からないことがあります。
しかし、
- 最後まで話を聴けていたか
- 共感の声かけができていたか
- 分かりやすい説明ができていたか
であれば、自分自身でも振り返りやすくなります。
評価への納得感は、成長への意欲にもつながります。
行動評価は理念から作る
評価項目を考える前に必要なこと
では、どのように行動評価を作ればよいのでしょうか。
ポイントは、
法人理念や評価方針から逆算すること
です。
例えば、
「地域で一番のサービスを提供する」
という理念がある場合、その実現に必要な行動を洗い出していきます。
- 地域ニーズを把握する
- 利用者様の声を収集する
- 他施設との違いを理解する
といった行動が考えられるかもしれません。
評価項目は理念からつくることで、一貫性が生まれます。
評価者同士の認識を合わせることも重要
行動の定義を共有する
一方で、「リーダーシップ」 「主体性」など、行動化しにくい項目も存在します。
その場合は、
「リーダーシップがある状態とは何か」
を評価者同士で共有しておくことが重要です。
具体例を持ちながら評価基準を合わせることで、評価のブレを減らすことができます。
評価制度の納得感は行動評価から生まれる
人材育成につながる評価制度へ
人事評価制度の目的は、単に評価をつけることではありません。
職員の成長を支援し、組織の目指す方向へ導くことです。
そのためには、
「何を評価するか」
だけでなく、
「どのような行動を評価するのか」
を明確にすることが重要です。
行動評価は、評価者にも評価される側にも分かりやすい制度づくりにつながります。
動画で詳しく解説しています
人事評価制度を見直すヒントとして
今回ご紹介した内容は、YouTube動画の中でより詳しく解説しています。
評価制度の見直しや、職員の納得感向上に取り組みたい方は、ぜひ動画もあわせてご覧ください。
