組織マネジメント
組織の将来を握るのは、管理職の『人材マネジメント力』①
目次
こんにちは。日本教育クリエイト研修開発部です。
本日は管理職に求められるスキルについてお伝え致します。
できすぎる管理職の陥る罠
スタッフとして一流のプレイヤーが管理職に昇進した時、最も陥りやすいのが自分の視点で話を進めてしまうということです。これは部下に物事を教える時、ご自身が優秀であるが故に、何となく感覚でできてしまうため、言語化して伝える方法が分からないのです。管理職からするとなぜ分からないのか理解ができないという状況です。
介護・医療・保育業界のような専門職が集まる現場では、このような状態はよく起きる事象だといえるでしょう。そしてこの事象を問題視していないことは非常に危険なことといえます。
しかし、管理職だけを責めることはできません。管理職に昇進する多くの方が『育成』に対する正しい知識を身につける機会がないまま、時期とともに管理職を任されているのです。
管理職に求められるスキル
では、管理職に身につけてもらいたいスキルとはどのようなことでしょうか。管理職に求められるのは、①人材育成に真剣に着手するマインド、②多様化した価値観に対応できるスキル、この2つです。
これらのスキルを内省的に身につけることは非常に難しいと言われています。なぜなら、プロパーとして育った環境下に①と②のお手本となる人材がいなければ、目指すべき姿のイメージが定まらないからです。だからこそ近年では、外部研修を導入し、閉鎖的な組織体制からの脱却を目指す施設・医療機関が増加しています。
次回は、人材育成に取り組むマインドについてお伝え致します。
筆者紹介
