モチベーション管理とは?従業員のモチベーション管理を成功させるためのコツ
目次
はじめに
モチベーション管理とは、その理論を学ぶことで自分の仕事を意味付けし、モチベーションをセルフコントロールする実践スキルを身につけることです。
職場の仕事に対するモチベーションを高めることは、自分の人生において働きがいや生きがいを見いだすことに繋がり、とても重要です。
また、モチベーションの向上は、職場の人間関係改善にもつながり、職員定着・離職防止の効果もあるため、企業にとってもメリットも大きいのです。
モチベーション管理とは?その目的と重要性
モチベーション管理を行うことがなぜ必要か、どのように役立つのかあらためて確認してみましょう。
モチベーション管理の基本概念
モチベーション管理の定義は、スタッフの仕事に対するモチベーションの本質を把握し、モチベーションを高めることを目的として適切に個人個人と関わっていく事です。
また、人間関係や業務内容など部下のモチベーションデータの収集、分析及び改善していく事です。
そして、モチベーション管理の目的として以下のことが挙げられます。
- スタッフの離職防止
- 業務に対する意義と達成感の理解
- 個人及び組織としての生産性の向上
- 組織全体の活性化
- スタッフの意欲と能力向上
モチベーション管理が企業成長に与える影響
先に述べたように、モチベーション管理をすることで自分が何をすれば良いのかを考え、行動を変えることが出来るのです。
例えば、仕事に対する考え方を根本から変えることで、同じ仕事であっても「楽しさ」や「やりがい」を感じるために、生産性の向上につながります。
また、自分を知り相手を知ることでコミュニケーションの障壁を取り除くことで人間関係改善に繋がり離職防止効果も高まります。
こういったことから、これまで以上に企業文化の強化を生むことが出来るため、モチベーションを管理することはとても重要なのです。
モチベーション管理の具体的な手法
では重要性が理解できたら今度は効果的な管理方法について知りたいですよね。
具体的な手法を見ていきましょう。
データ活用によるモチベーションの可視化
モチベーション管理においてのデータ収集とは、スタッフのモチベーションに関する情報を定期的に収集していくことです。
アンケートやサーベイの活用し、スタッフの意見や要望、満足度や不満な点等を可視化していきます。
また、パフォーマンス管理ツールを用いたデータ収集法もあります。
内発的・外発的動機付けのバランス
モチベーションは成長機会の提供「内発的動機づけ」と報酬・評価制度「外発的動機付け」の2種類に分類することが出来ます。
管理をするポイントとして、このどちらか一方の動機づけが欠けてしまうと失敗することが考えられます。
例えば、評価や待遇への不満が募ると、スタッフは組織に貢献する意欲を失います。
明確な目標を持って、それを絶えず意識することでパフォーマンスやモチベーションがアップするのです。
フィードバックとコミュニケーションの最適化
近年注目されていることに、上司と部下の1on1ミーティングというものがあります。
これは、上司と部下が週に1回~月に1回程度、時間にして30分~1時間ほど定期的に話し合いをするというものです。
これは特段な用事がなくても定期的に行います。
もともとは(米)IT企業が集まるシリコンバレーで行われており、社内のコミュニケーションの活性化や人材育成目的に行われてきました。
従来のミーティングとは違い「部下のための対話」が特徴となるこの1on1ミーティングは、上司が部下を評価するための物ではなく、部下が話したいことを話すことによって問題の早期発見や部下の成長が促されたり、上司との信頼関係が強まることが特徴です。
ミーティングにおいての効果的なフィードバックとして以下のポイントが挙げられます。
- 直ぐに伝える
- 肯定的なものとネガティブなものを組み合わせてフィードバックする
- 具体的に、定量的に伝える
- 相手の状況や行動、影響などを順に伝える
- 具体的な行動や結果に焦点を当てる
- 相手に考えさせる
モチベーション管理が失敗する原因とは?
しっかり管理しているつもりがなかなか効果が見られない…改善されている気がしない… そんな場合は以下のような理由があるかもしれません。
一律のマネジメントが逆効果になる理由
モチベーション管理をする際に大切なことは、スタッフ一人一人の個人差を尊重することです。
スタッフには各自それぞれの異なる価値観や動機があります。
そのため、一律で画一的な管理では効果的な管理が出来ないのです。
モチベーション低下の要因
モチベーションが低下する要因でよくある問題点として大きく3つ挙げることが出来ます。
1つ目は「不適切な評価制度」です。
自分の仕事に対して、正当に評価されていないと感じるような場合、これに該当します。
2つ目は「過度なストレス」です。
職場の人間関係がよくない、プライベートな悩みを抱えているなどが挙げられます。
3つ目は「職場環境の悪化」です。
忙しすぎて目の前の仕事をこなすだけになっていたり、やりたい仕事ができていないといった場合や、職場における目標が定まっていなかったり高すぎると言った環境も当てはまります。
失敗を防ぐための具体的なアクションプラン
ここでモチベーション管理における失敗事例をご紹介します。
現在自分が行っている業務内容に魅力を感じない場合、その内容を面白くない、やりがいを感じないという状況に陥ります。
そうすると仕事に対して興味を失い、自分自身に嫌気がさしてしまうということが考えられます。
このような状況にならないとめに、例えば先にご紹介した1on1ミーティングの実施、目標を明確にする、部下の達成を手助けできるように指示を明確に出す、などが考えられます。
モチベーション管理の成功事例
きっとヒントが見つかる! きっかけはいろいろなところに転がっているはずです。
企業の成功事例
インターネットの情報によると、株式会社メルカリでは、サンクスカードやピアボーナス制度などの導入でスタッフのモチベーション維持に成功しています。
研修を導入することもモチベーション管理を成功させるためには得策です。
日本教育クリエイトでは、モチベーション・マネジメント協会の学術的研究によって生み出された、日本で唯一「モチベーションの科学的アプローチ」を実現した研修を行い管理手法を紹介しています。
中小企業でも実践できる具体的な施策
限られた予算の中でモチベーション管理の実施を考えた場合、スタッフに一斉周知として知識や手法を共有できるものの代表例が研修です。
同じ内容をスタッフが同時に学び、実践方法を理解する過程において、スタッフ同士が話し合い意見交換をするというメリットもあります。
モチベーション管理研修の活用と導入メリット
モチベーションを科学的に考えることで納得感のある研修を実現。
組織のお困りごとに適したプログラムが組めるので、しっかり成果につながります。
研修後に資格取得が目指せるので、まさにモチベーションアップが期待できます。
研修を導入することで得られる効果
モチベーション理論を学習するプログラムを研修で学ぶことで、あらゆる角度からスタッフのモチベーションを高めることに繋がります。
仕事に対する考え方や目標設定の方法を学んだり、自己開示法を理解することで円滑なコミュニエーションを取れるようになっていきます。
また、これらのことは部下育成やチームワークの活性化という任務を担うリーダーシップの強化にも多いに役立つのです。
研修導入の流れとポイント
研修において大事なことは、現在の課題・悩みを解決するために、課題解決にフォーカスした内容に組み立てることがポイントです。
そのために、先ずは現在の組織内における課題・悩みを丁寧にヒアリングし、その上で研修プログラムを作成していくという流れが必要となるのです。
当社のモチベーション研修サービスの特徴
日本教育クリエイトの「モチベーションマネジメント研修」は、モチベーションの科学的アプローチでスタッフの行動変革を促すことを目的としています。
本研修は、東京未来大学と株式会社リンクアンドモチベーションによって設立された、モチベーション・マネジメント協会(2012年4月設立)の学術的研究によって生み出され、モチベーションの科学的アプローチを実現した、まさに「モチベーションを科学する」という日本唯一の研修です。
各組織の課題に合わせて、15種類の理論から各組織の課題解決に適切な内容を組み立てて実施し、確実な成果・結果を得ることが最大の特徴です。
また、研修終了後にレポート提出、認定を受ける事により「公認モチベーション・マネジャー」資格が発行されることも他社にはないメリットで、さまにこの研修受講後に資格を取る!ということも学ぶことへのモチベーションアップに繋がっていくという強みとなっています。
まとめ
モチベーション理論を学び、自分に当てはめて考える「自己接続」をすることで、行動すべきことを明確にし、「やりがい」や「生きがい」に繋げることが重要です。
また、コミュニケーションの障壁を取り除いたり、仕事に対する考え方を変えることは、良い人間関係づくりの効果としての「スタッフ定着」「離職防止」という効果を生むのです。
「モチベーションの科学的アプローチ」を実現した研修は、それぞれの組織の課題にフォーカスした内容で研修プログラムを組みたてることが出来ます。
更に「公認モチベション・マネジャー」の資格も取得できるということ受講生にとっても大きなメリットです。
日本教育クリエイトならではの【モチベーションマネジメント】研修でその効果を実感してみては如何でしょうか。
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*お問合せ:0120‐308‐870(平日9:00~17:45)