離職は突然ではない|職員が辞める前に出す3つのサインとは?
目次
職員の退職は突然ではない
見逃してはいけない「離職のサイン」とは
前回の動画では、**「新人目線で考える3か月で辞めたくなってしまう介護施設の共通点」**についてお話ししました。
新人の早期離職につながりやすい要因として、
- 人間関係への不安
- 教える人によって言うことが違う
という2つのポイントをご紹介しました。
そして今回は、その続編として**「職員が辞める前に出すサイン」**について考えていきます。
「辞めるなんて全然気づかなかった」
職員の退職が決まった後、そのように感じた経験はありませんか。
しかし実際には、退職を考えている職員の多くが突然辞めるわけではありません。
その前に、小さな変化という形でサインを出していることが少なくありません。
今回は、介護施設の管理職の方々からよく聞く
- 会話や笑顔が減る
- 自分から相談しなくなる
- 仕事への意欲や提案がなくなる
という3つのサインについてお話しします。
まずは前回の動画をご覧いただいたうえで、今回の内容もあわせてご覧いただくと、早期離職防止のヒントとしてより理解が深まるかもしれません。
サイン① 会話や笑顔が減る
コミュニケーションの変化は重要なサイン
以前は休憩時間によく周囲と話していた職員が、
- 一人で過ごすことが増えた
- 挨拶だけで会話が終わる
- 表情が少なくなった
といった変化を見せることがあります。
仕事や人間関係で悩みを抱えていると、人は自然と周囲との関わりを減らしてしまう傾向があります。
こうした変化を見たとき、
「忙しいだけかな」
で終わらせてしまうのではなく、一歩踏み込んで声をかけることが大切です。
例えば、
「最近どう?」ではなく、「最近忙しそうだけど、何か困っていることはない?」
というように具体的に聞いてみることで、本音が出てくることがあります。
サイン② 自分から相談しなくなる
「何も言わない」は安心材料ではない
以前は質問や相談をしていた職員が、急に何も言わなくなった。
そんな経験はないでしょうか。
一見すると「成長した」と思える変化ですが、必ずしもそうとは限りません。
背景には、
- どうせ相談しても変わらない
- 迷惑をかけたくない
- もう期待していない
といった気持ちが隠れている場合もあります。
だからこそ管理職に求められるのは、相談を待つことではなく、自分から声をかけることです。
質問は具体的にする
本音を引き出す関わり方
「困っていることはある?」と聞いても、「特にありません」で終わることは少なくありません。
そんなときは、
- 今の仕事で一番やりにくいことは何?
- 最近一番大変だったことは?
- もっと改善したいと思うことはある?
といった具体的な質問に変えてみることがおすすめです。
問い方一つで、職員が話しやすくなることがあります。
サイン③ 仕事への意欲や提案がなくなる
「言われたことだけやる」が続いていないか
以前は改善提案を出したり、積極的に動いていた職員が、
「言われたことだけをやる」
状態になっていないでしょうか。
これは単純にやる気がなくなったのではなく、
「頑張っても変わらない」
と思ってしまっている可能性があります。
まずは行動そのものを認める
提案内容よりも大切なこと
職員から意見や提案があった際、すぐに内容の良し悪しを判断していないでしょうか。
もちろん内容を検討することは大切です。
しかし、その前に「意見を言ってくれてありがとう」と伝えることも重要です。
提案した行動そのものを認めてもらえた経験は、「また意見を言ってみよう」という前向きな気持ちにつながります。
離職防止は日々の関わりから始まる
管理職にできること
今回ご紹介した離職のサインは、
- 会話や笑顔が減る
- 自分から相談しなくなる
- 仕事への意欲や提案がなくなる
の3つです。そして共通して言えるのは、
職員からの発信を待つのではなく、管理職から関わることが重要ということです。
小さな変化に気づき、早めに声をかけることができれば、離職を防げる可能性は高まります。
動画で詳しく解説しています
職員定着のヒントとしてぜひご覧ください
今回ご紹介した内容は、YouTube動画で具体例を交えながら詳しく解説しています。
職員の定着率向上や、人材マネジメントに課題を感じている方は、ぜひ動画もあわせてご覧ください。
