困ったベテラン職員ではなく「現場のキーパーソン」と考える
目次
なぜベテラン職員の一言で現場が動いてしまうのか
影響力の正体を理解する
介護や医療の現場で、
「管理者が会議で30分説明したことが、ベテラン職員の一言で変わってしまった」
そんな経験はないでしょうか。
影響力の強い職員というと、
- 扱いにくい
- 新しい取り組みに反対する
- 周囲を巻き込んでしまう
といったイメージを持たれることもあります。
しかし実は、その見方は少しもったいないかもしれません。
今回の動画では、影響力の強いベテラン職員を職場改善の味方に変える考え方についてお話ししました。
大切なのは、影響力をなくすことではなく、プラスの方向へ向けることです。
なぜベテラン職員は影響力を持つのか
経験が信頼につながっている
長く働いている職員は、
- 利用者様の特徴
- ご家族との関係性
- 業務上の細かなコツ
- 現場独自のルール
など、多くの経験を持っています。
そのため若手職員からは、「○○さんに聞けば安心」 「まず○○さんに確認しよう」という存在になっていきます。
つまり影響力とは、長年の経験から生まれた信頼の積み重ねでもあるのです。
問題なのは影響力ではなく向き
同じ一言でも職場への影響は大きく変わる
例えば施設で新しい取り組みを始めるとします。
そのときベテラン職員が、「また新しいことをやるの?」と言えば、周囲の職員も消極的になるかもしれません。
一方で、「最初は大変だけど、とりあえずやってみよう」と言えば、現場の雰囲気は大きく変わります。
つまり問題なのは、
影響力が強いことではなく、その力がどこに向いているかなのです。
「あえて頼る」という関わり方
経験を職場の財産として活かす
影響力の強い職員と距離を取ろうとするのではなく、あえて頼ることも有効な方法です。
例えば、
- 新人教育をお願いする
- 業務改善の意見を聞く
- 現場の相談役になってもらう
といった役割です。
ここで伝えたいのは、「あなたの経験や影響力を職場のために活かしてほしい」というメッセージです。
経験を認められることで、職場づくりへの関わり方が変わることもあります。
頼ることと甘やかすことは違う
問題行動はきちんと伝える
ただし、影響力があるから何でも許して良いわけではありません。
例えば、
- 新人への強い言い方
- 職員への無視
- 陰口
- ルール違反
などは、きちんと伝える必要があります。
大切なのは、「あなたには期待している」という前提で、「この行動は改善してほしい」と伝えることです。
経験や存在価値と、問題行動は切り分けて考える必要があります。
「困った人」から「キーパーソン」へ
見方を変えると関わり方も変わる
影響力の強い職員に対して、「あの人は変わらない」 「関わると面倒だ」と思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、
「この人は現場を動かす力を持っている」
と捉えると、関わり方が変わります。
そして、
「どんな役割をお願いできるだろう」という視点を持つことで、職場づくりの強い味方になってくれる可能性があります。
影響力は職場の財産になる
プラスの方向へ向けることが重要
ベテラン職員の影響力は、
- 新人育成
- 業務改善
- チームづくり
などに活かすことができます。
だからこそ、「どう抑えるか」ではなく、
「どう活かすか」
という視点を持つことが大切です。
影響力の向きを変えることができれば、それは職場にとって大きな力になるかもしれません。
動画で詳しく解説しています
職場づくりのヒントとして
今回ご紹介した内容は、YouTube動画で具体例を交えながら詳しく解説しています。
職場づくりやベテラン職員との関わり方に悩んでいる方は、ぜひ動画もあわせてご覧ください。
