参加者3名の新入職員研修でしたがこちらの要望をしっかり取り入れた
中身の濃いカリキュラムにしていただき満足しています。
実施研修 | 医事業務研修 参加人数3名 時間数28時間(14日) |
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三井記念病院様では、2年前より新卒の正職員採用が始まり医療事務についての知識のない新入職員が医事課の新患窓口でお仕事をスタートされることとなりました。入職後、短期間で算定に関する基本がマスターできるよう院内での研修をご希望でした。
未経験者の方の基礎力習得を目的とされていたため、一般向けに運営している「医療事務講座」をカスタマイズすることをご提案しました。配属が新患窓口とのことでしたのでカリキュラム中の「入院」の項目を削除し、新患窓口業務で必須の「公費」について追加。
4月に診療報酬の改定があったため研修開始を5月までお待ちいただき、改定内容を反映した教材・カリキュラムをご提供しました。
医事課では職員の採用条件を医療事務系の専門学校卒または医療事務経験者としていましたが、2年前から病院採用という枠で4年生大学新卒の採用が始まりました。入職後2~3年間は医事課で預かることになったのですが、医療事務に関しての知識はゼロ。例えば初診と再診の違いも分からないわけですから、まずは医療事務の基礎中の基礎を身につけてもらわなければならなかったということです。
「忙しい」を理由に研修に参加できないという状況は避けたかったので、100%参加のために3名と少人数ですが院内研修という形を取りました。同じ時間に同じ研修を受けさせたことで、お互いに刺激しあうことにもなったようです。また、オリジナルのカリキュラムにはなかったのですが、配属が新患受付でしたから「公費」について勉強する時間を取り入れてもらいました。保険証や医療券の確認ができないことには受付に立たせることができませんから。
基礎といっても医療費の算定ルールを一通り教えてもらうわけですから、計28時間ではかなりタイトなスケジュールたったと思います。それでも担当してくださった先生がすごかった。教え方が上手いというか、とにかく生徒の理解度をよく理解しながら授業を進めるので効率がいいです。外部の講座に通わせていたらこうはいかなかったでしょう。参加した3名も研修期間中は大変そうにしていましたが、良くついていったと思います。
終わってみれば「医療事務の全体像が分かって本当によかった」と言っていますし、何より患者様に向かい合う自信が付いたようです。基礎がなければ現場の経験を積み重ねることが難しいですから。その点をクリアしてくれたので、今後の活躍が楽しみです。
研修については他社からの引き合いもありますが、あの先生の授業を聞いたら来年もぜひお願いしたいということです。また、実践的な算定についての研修もされているということなので、こちらの方も検討してみたいと思っています。